与那国島には花酒と呼ばれる種類の泡盛が製造されています。
花酒の製造がおこなわれているのは、ここ与那国島のみ!
今回はそんな花酒について紹介したいと思います。

花酒とは

花酒はアルコール度数60%以上の泡盛で
日本で製造されるお酒の中では一番アルコール度数が高いお酒です。 
ただし、酒税法上泡盛はアルコール度数は45%未満と定められているため、
厳密には、酒税法上の分類は泡盛でなくスピリッツになります。
火を近づけると着火しますので、火気注意です!

そんな花酒ですが、かつては冠婚葬祭や琉球王朝への献上品であり、
最高級品として庶民にはなかなか手が届かなかったそうです。

花酒の由来と製造方法

アルコール(エタノール)の沸点は常圧で78℃と水(沸点100℃)に比べ沸点が低いため
蒸留工程で原酒を加熱していくとアルコール→水の順番で気化していきます。
したがって、蒸留工程の初期ではアルコールが多く蒸発し、
蒸留工程の後期になってくると水の割合が増えていきます。
花酒では、アルコール度数の高い蒸留行程初期の初留分(端先=ハナサキ)から泡盛を製造しています。
お察しの良い方は分かるかと思いますが、 
初留分を意味する端先のハナからとった端酒が転じて花酒となったわけです。

花酒の飲み方

花酒の飲み方ですが、
もちろんお湯割りや水割りやロックなどもいいのですが、 
水や氷などで薄めてしまうと、
本来のアルコール度数の60%のお酒の良さを味わうことができません。
酒造所の方おすすめの飲み方は、
小さなおちょこに少しだけ花酒を注ぎ、
ストレートで舐めるように少しずつ頂くのが、
本来の花酒を味を味わう飲み方とおっしゃられていました。

なお、アルコール度数が高いため、
冷凍庫で冷やしても凍りません。
冷凍庫で冷やした花酒はとろみがつき 、
そのとろみの舌触りを味わうのもよいそうです。

クバの葉巻き

花酒の瓶はクバの葉で巻かれています。
クバとは、ビロウという植物でヤシ科の南国植物で、与那国島の町木です。
このクバ巻きですが、酒造所で行っているのでなく、
クバ巻き職人さんの手で一つずつ手作業で花酒の瓶にまかれているそうです。
参考HP:クバ巻ボトルができるまで
 
与那国島から別の島に持ち出す際に、
破損を防ぐためにクバの葉をまいたことが始まりだそうです。
ということは、クバの葉が巻いていたほうが飛行機に乗せても安心ですね!?

与那国島の酒造所

与那国島には、3つの酒造所があります(うち一つ休業中)
各酒造所でそれぞれ別の銘柄の泡盛(花酒含)が製造されています。

崎元酒造所 『与那国』


昭和2年設立の与那国島最古の酒造所です。
酒造所は祖納の町からティンダハナタ方面に坂道を登っていき、
ティンダハナタの駐車場を少し過ぎた場所にあります。
酒造所は日曜日は休みですが、
平日や土曜であれば予約をすれば工場見学は可能です。
(僕は予約せずにふらっと酒造所に行ってみたのですが、
 泡盛の製造工程の見学案内をしていただけましたが、
 事前連絡したほうがベターかと思います)

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濁り泡盛などの少し変わり種の泡盛も製造しています。
濁り泡盛は甘さがあり、普通の泡盛よりも少し飲みやすいそうです。

崎元 海波 30度 1.8L

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崎元酒造所
住所      :〒907-1801 沖縄県八重山郡与那国町字与那国2329番地
TEL               :0980-87-2417
見学時間       :9:30-11:40/13:00-16:30
見学所要時間:10分
定休日           :日曜
HP       :http://www.sakimotoshuzo.com/ 
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国泉泡盛 『どなん』

こちらの酒造所はアヤミハビル館のすぐ近くにあります。
どなんとは与那国島の別名『渡難』からきています。
与那国島周辺の海域は海が荒れやすく、
なおかつ、周囲が断崖絶壁で人を寄せ付けない。
まさに絶海の孤島。
そんな島の環境の中ではぐくまれた泡盛なのです。
崎元酒造所同様に連絡を事前にしておけば見学は可能です。

国泉 どなんクバ巻 60度 600ml

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国泉泡盛
住所    :沖縄県与那国町字与那国2087
電話    :0980-87-2315
見学時間 :10:00-15:00
見学所要時間 :10分
定休日 :正月・お盆
HP        : http://www.kokusenawamori.com/
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入波平酒造 『舞富名』

現在、社長の体調不良により休業中ですので、
正規店からの入手は困難ですが、
ヤフオクなどで1000円程度で入手できそうです。
65度の泡盛が発売されていたそうです。



今回紹介した与那国島の酒造所には花酒以外にも
アルコール度数の低い泡盛(といっても20%とか43%とかですが)も売っておりますので、
花酒は少しきつすぎるかなー、という方は、
そちらの泡盛をお土産に買ってみてはいかがでしょうか 。

お土産として度数の違うお酒が入っているミニボトル購入して、
ちょっとずつ飲んでみるのもよいかもしれませんね。

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以上、与那国島の泡盛のご紹介でした。
本土の沖縄料理屋さんなどにも多く出回っているかと思いますので、
近くの沖縄料理屋さんで味わってみてはいかがでしょうか?