一眼レフカメラのレンズに入ってくる光を制限するために
レンズの先端に用途に合ったフィルタをつけると
より美しい写真を撮影する事ができるということで、
今回、偏光フィルタ(PLフィルタ)というフィルタの購入を検討してみました。

偏光フィルタ(PLフィルタ)とは

偏光フィルタは、『偏光』と呼ばれる効果を利用して、
水やガラスや空気中の粒子からの反射光の一部を抑制します。
太陽光のみでなく蛍光灯や照明の下でも、有効だそうです。 

偏光フィルタ(PLフィルタ)使用のメリット

一体反射光の一部を抑制すると何ができるのか、
疑問を持つ方がいらっしゃるかもしれませんが、
偏光フィルタの使用は以下のメリットがあります。

 
1. 水面やガラス表面の映り込みの除去

水面やガラス表面に反射して写っている写りこみを除去できます。
ショーケースの中の撮影や陸上から水中の中を撮影する際に
水面やガラス面への写りこみを除去できます。


2. 色彩のコントラストが強調
レンズに入ってくる紅葉や木々の緑などの葉に反射した光が抑制されるため、
紅葉や木々の緑の色がより強く出てきます。
偏光フィルタを使用しない場合は、葉の表面に反射した光をレンズがとらえてしまうため、
葉の一部が白っぽく写ってしまいます。

3. 青空の色調が強調

フィルタを使用せずに写真を撮影していると、空が少し白っぽく写ってしまうと感じる方はいないでしょうか。
これは、空気中の塵やほこりに光が乱反射されてしまうためです。
偏光フィルタを使用することにより、
空気中の塵やほこりによる乱反射した光を抑制することができるため、
空がより青く写ります。

偏光フィルタ(PLフィルタ)使用のデメリット

とまあ、偏光フィルタにはメリットだらけと感じるかもしれませんが、
フィルタをつけることによるデメリットもあります。

1.  水面やガラス表面の映り込み

偏光フィルタの仕様のメリットとして、水面やガラス表面の写りこみの除去を上げましたが、
逆に、意図的に写りこみさせたい場合は、
偏光フィルタを使用しない、もしくは偏光の効果を抑えるのがよくなります。

2. 逆光での撮影(太陽との位置関係)

偏光の効果は太陽光に対して90度の向きで最も強く表れます。
太陽光に向かってレンズを向けて写真を撮っても偏光の効果が現れません。
撮影する際には、太陽との位置関係に留意して撮影を行う必要があります。
偏向フィルタの使い方、難しいですね。

3. シャッター速度の低下

反射光が入ってこないということで、レンズに入ってくる光が減ってしまいます。
これによりフィルタなしと同じ明るさの写真を撮ろうとすると、
シャッタ速度が1~2段階程度遅くなります。

4. 寿命は7~8年程度

偏光フィルタの寿命は7~8年程度といわれています。
偏光フィルタの劣化が進むと、フィルタが黄ばんでくるそうです。
高温下で保管したり、太陽光の下で使用する頻度が高い場合は、寿命が短くなります。


実際に偏光フィルタを使用して写真を撮影する際には、
以上のようなメリットとデメリットを考えながら、
シチュエーションごとに偏光フィルタの使用の要否を考えながら
写真を撮影する必要がありそうです。

個人的には沖縄の青い海と青い空をきれいに撮影した願望と、
京都の綺麗な紅葉を撮影したい願望が強いため、
ぜひぜひ手に入れてしまいたいと思い、購入の決意にいたりました。

偏光フィルタのメーカー

カメラのレンズ用の偏光フィルタのメーカーとして有名なのが、
KENKOやマルミやハクバといったメーカーだそうです。
あとは、CANONやNIKONの純正品などもあるそうです。

中国製などのものよりも、日本製のほうが安心、ということで、
KENKO・マルミ・ハクバなどの日本メーカーのレンズフィルタを選んでいれば、間違いないでしょう。

各メーカー様々なグレードの偏光フィルタを出しているそうです。
初心者の私にはさっぱりわからないので、
Amazonで一番売れているKENKO製の偏光フィルタに絞って調べてみました

ケンコー(KENKO)製の偏光フィルタ

サーキュラーPL(C-PL)

一番安価なモデルです。
ワイドレンズなどの広角側では写真の四角の隅が黒くなるケラレという現象が起こる可能性があります。
広角側での使用を考えられている方は、ケラレが発生しないかどうか、
事前に確認しておいたほうがベターです。

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サーキュラーPL(W) バーニア

先ほどのサーキュラーPLでは、
広角側で写真の四隅が黒くなるケラレ現象が起こる可能性がありますが、
こちらのサーキュラーPL(W)バーニアでは、
フィルタを薄枠にすることによりケラレ現象の発生を防ぐことができ、
広角側でも偏光フィルタを使用できます。
また、偏光の度合いを確認できるバーニア目盛がついています。


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PRO1D plus WIDEBAND サーキュラーPL(W)

サーキュラーPLシリーズではフィルタの表面がコーティングされていませんでしたが、
PRO1Dシリーズでは、フィルタの表面がデジタルマルチコートによりコーティングされており、
ゴーストやフレアを抑えることができます。
また、広角レンズにも対応したモデルとなっています。


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PRO1D C-PL SUPER SLIM

先ほど紹介したPRO1D WIDEBAND サーキュラーPL(W)に比べ、
フィルタガラスの厚みが2.4mmから0.5mmと薄くなったものです。
これにより、撮影時により多くの光を取り込むことができるようになります。
ここまで紹介してきたフィルタは、フィルタ着用に伴い絞り段数が2段階ほど下がりますが、
こちらのフィルタでは絞り段数の低下は1段階程度となります。
なお、広角レンズにももちろん対応したモデルです。

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PRO1D Lotus C-PL

PRO1D WIDEBAND サーキュラーPL(W)のフィルタ表面を撥水・撥油コートにしたものです。
また、表面コートはcにグレードアップされ、
面反射が抑えられ、ここまで紹介してきたモデルに比べ、
フレアやゴーストがさらに抑制される構造となっています。

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Zéta ワイドバンド C-PL

KENKOの偏光フィルタの最高級シリーズがZetaシリーズです。
フィルタの表面コートがZRコートと呼ばれるコーティングになっています。
デジタルマルチコートよりも低反射の偏光フィルタになります。
こちらのフィルタでは絞り段数の低下は2段階程度となります。


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Zéta EX サーキュラーPL

Zeta ワイドバンド C-PLと同じようにフィルタ表面がZRコートとなっています。
Zeta ワイドバンド C-PLよりもフィルタが薄いため、
フィルタ着用による絞り段数の低下は1段階程度に抑えられるため、
Zeta ワイドバンド C-PLに比べ、シャッター速度を上げて撮影することができます。


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Zéta Quint C-PL

KENKO製の偏光フィルタの最高級モデルです。
強固な材質を用いて作られており、
ZRコートにさらに水滴や汚れが付きにくいコーティングがなされています。
また、Zeta EX サーキュラーPL同様に、
フィルタ着用による絞り段数の低下は1段階程度に抑えられます。

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以上、KENKO製のフィルタはこんな感じです。


おおよそまとめるとこんな感じでしょうか。
・一番安価なモデル サーキュラーPLは、広角側でケラレが発生する点に中が必要。
・ゴーストフレアを抑制できるモデルはZRコートとデジタルマルチコート2がコーティングされた
 ZetaシリーズとPRO1D Lotus C-PL。
・フィルタ着用による絞り段数の低下を1段に抑えることができるモデルは、
 PRO1D C-PL SUPER SLIM、Zeta EX サーキュラーPL、Zeta Quint C-PLの三種類。
・撥水やレンズの汚れ防止機能はがあるのは、PRO1D Lotus C-PLとZéta Quint C-PL。
 

というところでしょうか。

個人的には、一眼レフでの撮影は手持ち撮影が多いので、
できるだけシャッター速度を落としたくないということで、
る絞り段数の低下を1段に抑えるというポイントは重視したかったので、
PRO1D C-PL SUPER SLIM、Zéta EX サーキュラーPL、Zéta Quint C-PLの三択。

Zeta Quint C-PLは2万円近くと予算オーバー。

PRO1D C-PL SUPER SLIM、Zeta EX サーキュラーPLだとどちらでもいいかな?
使ってみないと違いがわかない気がします。
予算的にはどちらでもよいので、
後悔をしないように高いほうを、ということで、
Zeta EX サーキュラーPLを購入してみました。

来週末、京都の紅葉撮影で実戦練習してみようと思います!
どんな写真が撮れるのでしょうか。。。