9番札所の法輪寺から北へ車を走らせること数キロ。
四国八十八ヶ所9番札所 草わらじが奉納される健脚祈願のお寺 法輪寺
徳島自動車道の高架をくぐって少し進んだところの山際に8番札所の熊谷寺があります。
 


熊谷寺の起源は、弘法大師がこの地「閼於ヶ谷」で修行をしていた際に、
紀州の熊野権現が現れ、末世の人々を救済せよと告げ、
熊野権限が弘法大師に観世音菩薩像を授け去っていったそうです。
その後、弘法大師はその地にお堂を立て千手観音像を彫り、この地に収めたそうです。

熊野権限が現れた谷ということで、熊谷寺なのです。


仁王門(山門)

熊谷寺には四国八十八ヶ所の霊場の中では最大級ともいわれる非常に大きな山門があります。
駐車場からは、車でもと来た道を少し戻ったところです。
1687年、江戸時代に建立され、
今もここ阿波の地でお遍路さんを暖かく見守っています。 
徳島県の指定文化財に登録されている由緒正しき山門です。



山門の脇には大きな白木蓮の木。
ちょうど白い花を咲かせていました。
(白木蓮は3月末から4月ごろにかけて開花するそうです。)


多宝塔と中門

山門から駐車場のほうまで戻り、本堂方面を目指します。
駐車場の脇には多宝塔が建っています。
こちらの多宝塔も江戸時代に建立された歴史深い建物だそうです。



内部には如来像が安置されているそうです。

多宝塔を左手に見て、本堂を目指して歩を進めます。
すると、本堂の手前にもう一つ門があります。 
こちらは中門だそうです。



山門(仁王門)に中門。
熊谷寺は門が二段構えで建っているお寺なのです。
ここまで回ってきた四国霊場の中では珍しい気がします。

本堂と大師堂

まずは本堂を参拝します。
本堂は昭和2年に焼失してしまったそうで、
現在建っている本堂は戦後に再建されたものだそうです。 




次に大師堂を参拝します。
大師堂は本堂の脇にある36段の階段を上った場所にあります。
こちらは江戸時代に建てられたものがそのまま残っており、
山門と同じように県の指定文化財になっているとか。




地元のおばさま方が井戸端会議をしている傍ら、
大師堂を参拝させていただきました。
大師堂から本堂と鐘楼を見下ろすとこんな感じです。 
手前が鐘楼。
奥が本堂です。 



最後に納経場で御朱印をいただき、無事参拝終了です。
 
今回参拝した8番札所の熊谷寺ですが、
今回は春ということで、山門付近のハクモクレンの花がきれいでしたが、
6月末から7月初旬ごろにかけて、アジサイの花が境内のいたるところに咲いているそうです。
梅雨時になると少し出不精になってしまいますが、
アジサイ目当てに再訪するのもありかも!?


ご詠歌:たきぎとり水熊谷の寺に来て難行するも後の世のため


ということで、次なる札所を目指します。
次は7番札所の十楽寺です。 

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第8番札所 普明山 真光院 熊谷寺 ふみょうざん しんこういん くまだにじ
宗派: 高野山真言宗
本尊: 千手観世音菩薩
開基: 弘法大師
創建: 弘仁6年(815)
真言: おん ばざらたらま きりく
住所: 〒771-1506 徳島県阿波市土成町土成字前田185
電話: 088-695-2065
駐車場: 普通20台・マイクロバス・大型6台
宿坊: なし