宮古島には、本州や沖縄の他の島ではなかなか体験できない
珍しい洞窟チックなダイビングポイントが多くあり
日本の洞窟ダイビング(ケーブダイビング)のメッカのような場所です。
(厳密には、伊良部島や下地島の西側周辺にあるダイビングポイントですが)

海中の洞窟を、水中ライト片手に冒険。
そんな少年の心をくすぐるようなわくわくするダイビングを
宮古島の海では楽しむことができます。

宮古島の三大地形ポイント

そんな宮古島にある数ある地形の美しいダイビングポイント中でも、
一般的に三大地形ポイントといわれているのは、
以下の3つのダイビングポイントです。

 1. 通り池
      (下地島の通り池 ダイビングで水中からも楽しめる不思議地形スポット)
 2. アントニオガウディ
 3. 魔王の宮殿

今回は魔王の宮殿というポイントについて紹介したいと思います。
私は2013年12月、2014年7月、2015年12月と3回宮古島に訪れましたが、
この魔王の宮殿というポイントは毎回潜っています。

魔王の宮殿

魔王の宮殿は下地島の西側に位置しており、
北東の風が吹くの季節である秋から冬、そして春にかけて潜れる可能性が高く
南風の強い夏は潜ることができる可能性が低いといわれています。
(2014年7月に訪れた際には、偶然にも夏なのに南風が吹かなかったため
 魔王の宮殿を潜ることができました)

魔王の宮殿を潜るために必要なダイビングスキル

先ほど紹介した宮古島の三大地形ポイントは
全て水深25~30m付近まで潜る必要があります。
したがって、宮古島でこれらの有名なダイビングポイントで潜ってみたいのであれば、
事前にAOWのライセンスを取得しておくことをお勧めします。
(オープンウォーターのライセンスは基本的に水深18mまでですので)

また、AOWを取得していてもスキルが足りない or 水中でリラックスできていないと、
水深が深く真っ暗な洞窟の中緊張してしまい、エアの消費が速くなってしまい、
エアが持たないなどなど、楽しくダイビングができない可能性も無きにしもあらず。
こうなってしまうと、せっかくの宮古島でダイビングをしにきているのに、
水中でストレスを感じてしまい楽しみが半減してしまうかもしれません。
(個人的な目安としては、タンク本数30本くらいをあまり間をあけずに潜っているレベルであれば安心かも)

AOWを取得している方でも、エア持ちが悪い方は事前にインストラクタさんに相談しておいて、
12Lのタンクを準備してもらっておくなどなどした方が良いかもしれません。

せっかく遠方からはるばる宮古島にいくのであれば、
しっかりとダイビングスキルを身につけていった方が
幻想的でわくわくするダイビングポイントに安心して挑戦できます!

宮古島の地形は生き物と違って逃げませんので、
しっかりスキルが身についてからでも決して遅くありません。

魔王の宮殿でのダイビング

ここからは魔王の宮殿の内部について紹介します。

魔王の宮殿はエントリーした後、水深20m付近にある直径数mの縦穴から
洞窟の中に入っていきます。
入り口が意外と小さくてびっくりです。




真っ暗な洞窟の中を進んでいくと、光を差し込む場所があります。

最初に光が差しているこの場所はメインテラスと呼ばれています。





ここから、暗闇の中を水中ライトで照らしながら生物を観察して回ります。
奥の方には寝室と呼ばれる場所もあるのですが、
今回は時間の都合で省略。

一通り洞窟内部を探検した一番最後に訪れるのがこちらです。





こちらは玉座の間と呼ばれている場所です。
岩の形がマントを被っている魔王に見えませんか?
この岩の形がポイント名である『魔王の宮殿』の由来だそうです。
ドラクエとかのRPGのラスボスが出てくる場所のような雰囲気です。
玉座の間の周辺は本当に幻想的で神秘的です。

こちらの玉座の間ですが、
晴れている日には、きれいな光の筋が天井から差し込みます。
そのような日に撮られた写真がよく雑誌などで取り上げられています。
(一度も見たことないですが)


最後は、この玉座の間に差し込む光源である縦穴を浮上していきます。





縦穴の底(玉座の間)から上を見上げると
綺麗な形の縦穴の出口が見えます。
出口付近にはアカマツカサやベニマツカサが群れています。




この縦穴の出口は水深5m程度となります。 
したがって、浮上する際にはしっかりとBCDの空気を抜いておかないと、
気づけばバルーン状態で水面に上がってしまったということになってしまうので注意しましょう。 

ちなみに、縦穴からでると周囲には一面サンゴ礁が広がっています。
浮上後は、安全停止もかねてサンゴ礁に生息する鮮やかな魚たちのフィッシュウォッチングタイムです。 

魔王の宮殿の洞窟内部に生息する魚・生き物

洞窟の中には暗い場所を好む魚が住んでいます。
例えば、キンメダイの仲間のベニマツカサやアカマツカサなど。
他にも、先ほどの玉座の間の写真に写っているようなハタンポが群れをなしています。

また、以前2013年12月に魔王の宮殿を潜った時には、
ノコギリガザミというカニが生息していました。

このように魔王の宮殿の内部は真っ暗ですが、
暗い場所を好む生き物が多く生息しています。



とまあ、いろいろと魔王の宮殿というダイビングポイントについて紹介しましたが、
写真なんかで見るよりも実際に潜ってみないと
このポイントの楽しさは分からないかもしれません。

宮古島を訪れる際には、ぜひぜひダイビングスキルを磨いて、
魔王の宮殿に挑戦してみてください!