前回の記事では2番札所の極楽寺をご参拝した所まで紹介しました。
四国八十八ヶ所2番札所 巨木霊木「長命杉」と安産祈願の大師が見守る極楽寺
 
春分の日連休に訪れた四国八十八ヶ所阿波の国の巡礼の旅も残す所あと一寺です。
今回の旅の最後の札所は一番札所の霊山寺です。



霊山寺は一番札所ということで発願のお寺として有名です。
もともとは聖武天皇の勅命で行基により建立されたお寺で、
のちに弘法大師が八十八の煩悩を浄化し、民衆を厄難から救おうという崇高な志で、修行され四国巡礼の道を気付いたそうです。当寺で修行していた際に、天竺の霊山である霊鷲山で釈迦が説法をしている様子を感じ取った弘法大師は、インドの霊山を和に移すという事で、当寺を竺和山霊山寺と名付けたそうです。 

霊山寺もほかの阿波の国と同様に戦国時代に戦火で焼かれ江戸時代に再建されたそうですが、明治時代に再び火災で焼けてしまい、本堂と多宝塔以外は近年再建された建物だそうです。

仁王門(山門)

駐車場に車を止めて仁王門を目指します。
一番札所ということもあってか、
お寺の前にはお遍路グッズを売っているお店がたくさんあります。

仁王門はとりたてて他の八十八ヶ所のお寺との違いはない印象です。
仁王門の前にもお遍路衣装を着た人形がありました。




一番札所ということもあり、
他のお寺よりも参拝客が多く賑やかでした。


本堂と大師堂

まずは仁王門からお寺の境内に入って一番奥にある本堂をお参りします。



本堂の中は無数の灯篭がともっており、
さすが一番札所といった厳かな雰囲気を醸し出しています。


大師堂


次に本堂から仁王門方面に戻った場所の池の向こうにある大師堂をお参りします。
大師堂の手前の鯉が泳ぐ池は「放生池(ほうしょういけ)」と呼ばれています。




大師堂の北側には 明治の庭という庭があります。
この庭には小さな滝があり、池の脇に仏像が鎮座しています。




十三佛堂と多宝塔

本堂の横には十三佛堂という建物があります。
等身大の仏像が十三体並んでいます。




また、仁王門の脇、大師堂の向かいに多宝塔があります。
こちらは明治の火災の際に焼失しなかったため、
600年前の姿をそのまま残している貴重な建物です。



ということで、最後に本堂の中にある納経所で御朱印をいただき、
無事参拝終了です。

これで四国八十八ヶ所の阿波の国の札所は全制覇ですね。
次回の四国遍路の旅は八十八番札所の大窪寺から逆打ちでまわります。
ということで、お遍路旅は讃岐の国に続く?



ご詠歌:霊山の 釈迦の御前に めぐりきて よろずの罪も 消えうせにけり




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第1番札所 竺和山 一乗院 霊山寺 じくわざん いちじょういん りょうぜんじ
宗派: 高野真言宗
本尊: 釈迦如来
開基: 行基菩薩
創建: 天平年間(729〜749)
真言: のうまく さんまんだ ぼだなん ばく
住所: 〒779-0230 徳島県鳴門市大麻町板東塚鼻126
電話: 088-689-1111
駐車場: 普通100台・バス10〜20台・無料
宿坊: なし